『南風』(みなみかぜ)は、2002年3月21日に、ビクターエンタテインメントから発売された夏川りみのミニ・アルバム。
概説
1曲目には夏川の名を一躍有名にした「涙そうそう」が収録されている。これはシングル「涙そうそう」やアルバム『てぃだ 〜太陽・風ぬ想い〜』に収録されているのと同じ音源である。
1曲目以外は全て吉川忠英が編曲と伴奏を担当。吉川は夏川の歌声を「まさに南国の夜にキラメく大きな星の様に、強く、やさしく、あたたかく、僕の心をくすぐってゆく」と評している。
5曲目の「てぃんさぐぬ花」は沖縄民謡で、他は全てカバー曲である。2003年9月26日にはシングル「童神〜ヤマトグチ〜」を発表しているが、ここに収録されているのはオリジナルのウチナーグチ・バージョンである。「童神」は夏川が愛唱している子守唄で、「胎教にいい」と評判にもなり、夏川のレパートリーとして定着している。オリジナルの歌手の古謝美佐子との共演でもたびたび歌っており、2006年3月22日発売のアルバム『RIMITs 〜ベスト・デュエット・ソングス〜』には古謝とのデュエットによる「童神 〜太陽・月バージョン〜」が収録されている。
このほか「黄金の花」はネーネーズ、「イラヨイ月夜浜」は大島保克、「花」は喜納昌吉&チャンプルーズのそれぞれカバー曲である。夏川は「花」を2006年の第57回NHK紅白歌合戦でも歌唱。
収録曲
- 涙そうそう(4:20)
- 作詞:森山良子/作曲:BEGIN/編曲:京田誠一
- 童神(5:10)
- 作詞:古謝美佐子/作曲:佐原一哉/編曲:吉川忠英
- 黄金の花(4:49)
- 作詞:岡本おさみ/作曲:知名定男/編曲:吉川忠英
- イラヨイ月夜浜(5:42)
- 作詞:大島保克/作曲:比嘉栄昇/編曲:吉川忠英
- てぃんさぐぬ花(4:34)
- 編曲:吉川忠英
- 花(6:23)
- 作詞・作曲:喜納昌吉/編曲:吉川忠英
- 涙そうそう(ウチナーグチ・バージョン)(4:16)
- ウチナーグチ訳詞:新城俊昭/編曲:吉川忠英
脚注
外部リンク
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