ラブファントム

『ラブファントム』（英語: Love is Phantom.）は、みつきかこによる日本の漫画作品。『プチコミック』（小学館）にて2014年12月8日発売の2015年1月号から連載。2022年2月8日発売の同誌3月号より、長期休載となることを発表。2025年3月時点で累計部数は500万部を突破している。

恋愛経験のないホテルカフェの女性店員と空中庭園で出会ったホテルに勤務する謎の男性がキスを続けることで紡がれる、大人の恋の物語である。

2021年5月から桐山漣主演でテレビドラマ化された。

あらすじ

マグノリアオリエントホテル内のテナントカフェで働く平沢百々子は、仕事帰りに寄った空中展望台でスーツの男性・長谷慧と出会う。流れから彼とキスをしてしまい、戸惑う百々子は、次の日コーヒーのデリバリーに訪れたクラブフロアで、昼間の長谷と再会。彼は「怪人」と呼ばれるほど優秀なホテルマンだった。

登場人物

平沢百々子（ひらさわももこ）: 本作の主人公。23歳。一流ホテル・マグノリアオリエントホテル内のテナントカフェ、「CARICO café」の女性店員。恋愛経験はなし。3姉妹の末妹で、両親とは死別。血の繋がらない祖母に育てられた。仕事の後、ホテルの空中展望台で夜景を眺めるのが習慣となっている。長谷とは人となりをよく知らないまま一目惚れに近い形で付き合うこととなる。
長谷慧（はせけい）: 一流ホテル・マグノリアオリエントホテルの従業員でクラブフロア常勤。40歳手前の男性。「怪人」とあだ名されるほど優秀で、40歳手前とは思えないほど容姿端麗。; ホテルの空中展望台で百々子と出会い、付き合うようになる。10歳の時に母親と死別。母親の家を相続し、成人以降はその家で一人暮らししていた。
木村（きむら）: マグノリアオリエントホテル内のテナントカフェ、「CARICO cafe」の女性店長。長谷とは20年来の知り合い。
相良淳平（さがらじゅんぺい）: マグノリアオリエントホテル内のテナントカフェ、「CARICO cafe」の新人従業員として入った青年。百々子に指導を受けている。百々子に惹かれている。
深見佑（ふかみゆう）: 長谷の高校以来の同級生で友人の男性。マグノリアオリエントホテルでバーテンダーとして勤務。

書誌情報

みつきかこ『ラブファントム』小学館〈フラワーコミックス〉、既刊13巻（2024年11月8日現在）
1. 2015年6月10日発売、ISBN 978-4-09-137107-2
2. 2015年11月10日発売、ISBN 978-4-09-137755-5
3. 2016年4月8日発売、ISBN 978-4-09-138334-1
4. 2016年9月9日発売、ISBN 978-4-09-138548-2
5. 2017年3月10日発売、ISBN 978-4-09-139244-2
6. 2017年10月10日発売、ISBN 978-4-09-139439-2
7. 2018年4月10日発売、ISBN 978-4-09-139840-6
8. 2018年12月10日発売、ISBN 978-4-09-870246-6
9. 2019年5月10日発売、ISBN 978-4-09-870464-4
10. 2019年11月8日発売、ISBN 978-4-09-870677-8
11. 2021年1月8日発売、ISBN 978-4-09-871263-2
12. 2021年8月10日発売、ISBN 978-4-09-871430-8
13. 2024年11月8日発売、ISBN 978-4-09-872849-7