宝持寺(ほうじじ)は、埼玉県幸手市にある曹洞宗の寺院。
歴史
創建年代は不明である。ただ幸手一色氏が開基となっていることから、戦国時代に創建されたものと推測される。開山は太安養康で、俗名は「一色力丸」といい、一色一族の者であった。力丸は若くして武勇の誉れ高く、初陣で多くの首級をあげた。ところが、その中に自分と同年齢の若武者がいることに気付いた。まだ若く多感な力丸は自責の念に駆られ、遂に出家した。そして一色家が宝持寺を創建した時、その初代住職として迎えられたという。
1648年(慶安元年)に、江戸幕府より寺領10石が与えられた。
交通アクセス
- 幸手駅より徒歩17分。
脚注
参考文献
- 秋葉一男 編『埼玉ふるさと散歩(日光道・古利根流域編)』さきたま出版会、2001年


