全国高等学校サッカー選手権大会埼玉県大会(ぜんこくこうとうがっこうサッカーせんしゅけんたいかいさいたまけんたいかい)は、全国高等学校サッカー選手権大会の埼玉県予選である。埼玉県サッカー協会と埼玉県高等学校体育連盟、テレビ埼玉の主催で行われる。
概要
大会には埼玉県高等学校体育連盟に認められた県内の学校が出場する。1次予選では各校をブロックに分けてトーナメント戦を行い、勝者はブロック代表としては決勝トーナメントに進出する。これに、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東(プリンスリーグ関東)参加校や高円宮杯U-18サッカーリーグ埼玉県リーグ(Sリーグ)参加校、学校総合体育大会兼高校総体予選ベスト8進出校を加え決勝トーナメントが行われる。高校総体代表校にはラウンド16からの、同予選ベスト8進出校には2回戦からのシード権が与えられ、優勝校には本大会への出場権が与えられる。
歴史
1950年代から1970年代にかけて浦和高校、浦和西高校、浦和市立高校、浦和南高校といった浦和勢の時代が続き、全国大会で優勝を重ねたことから「浦和を制する者は全国を制する」と評された。なお、埼玉県の単独により代表を送り出すようになったのは第35回から第44回大会、第50回大会以降のことであり、過去には以下のような予選方式が採られていた。
- 第14回〜第15回は北関東予選
- 第16回〜第22回は関東予選
- 第27回は南関東予選
- 第28回は北関東予選
- 第29回〜第32回は南関東予選
- 第33回〜第34回は中関東予選
また、第45回から第48回大会では予選を行わず、全国高校総体と国民体育大会の上位チームに出場権を与え、残りは地域推薦という扱いで出場校を決定し、第49回大会では地域予選と推薦の併用となった。
1970年代には浦和勢および児玉高校など公立勢の優位が続いたが、やがて個人技を全面に押し出した私学の武南高校が頭角を現すようになった。1980年代に入ると武南高校に対して浦和南高校や体育科を併設する大宮東高校が挑む形となり、1990年代中盤に入ると武南に対して古豪の浦和市立高校や新興の浦和東高校などが挑む形となった。2000年代以降、従来の武南や浦和勢に加え西武台高校や昌平高校をはじめとした私学勢が台頭するなど多様化を見せている。
試合方式
試合は前後半40分ハーフ。決着がつかない場合は10分ハーフの延長戦を行い、それでも決着がつかない場合はPK戦により勝者を決める。
歴代優勝校
埼玉県選手権優勝回数
- 出典
全国大会出場回数
- 出典
全国大会における主な戦績
※ 優勝回数は13回で、47都道府県中2位の成績となっている。
- 優勝 13回(市立浦和(4)、浦和(3)、浦和南(3)、埼玉師範(1)、浦和西(1)、武南(1))
- 準優勝 2回(市立浦和(1)、武南(1))
中継放送
- テレビ埼玉 準々決勝から決勝まで中継。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 全国高等学校体育連盟サッカー部『高校サッカー60年史』全国高等学校体育連盟、1983年。ISBN 4-06-200059-8。NDLJP:12172806。
関連項目
- 高校サッカー




