2-メトキシメチルサルビノリンB(2-Methoxymethyl Salvinorin B)は、科学研究に用いられる天然化合物サルビノリンAのアナログである半合成化合物である。サルビノリンAの活性が30分以下した続かないのに対して、約2-3時間の持続時間を持ち、κ-オピオイド受容体に対してより強いアフィニティーを持つ。関連化合物のヘルキノリンと同様に、2-メトキシメチルサルビノリンBは、サルビノリンAの脱アセチル化によって生じるサルビノリンBから得られる。サルビノリンAとサルビノリンBは、ともにサルビア・ディビノラムに含有されるが、サルビノリンAの方が収率が多い。

2-メトキシメチルサルビノリンBの、κ-オピオイド受容体に対する解離定数は、0.60 nMであり、動物実験によるとサルビノリンAよりも約5倍も強いが、2-エトキシメチルサルビノリンBの半分程度の強さである。

関連項目

  • 2-エトキシメチルサルビノリンB
  • ヘルキノリン
  • サルビノリンA

出典


(1R)2(4メトキシフェニル)3(トリメチルシリル)4βイソプロピル2シクロペンテン1βオール 化学物質情報

CAS No. 107982, 1メトキシ2プロパノール 001Chemical

JP7225107B2 ナチュラルキラー細胞 Google Patents

2{[4(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]メチル}オキシランIndia Fine Chemicals

【大学実験解説】アセトアミドの合成:アニリンのアセチル化【有機化学】 YouTube