ゲンカイツツジ(玄界躑躅 学名Rhododendron mucronulatum Turcz. var. ciliatum Nakai)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。
玄界灘に面した地域に多いので、この名がついた。対馬に多く、中国地方、四国、瀬戸内の西部と、朝鮮半島に分布して、岩場に多い。朝鮮半島に分布するカラムラサキツツジの変種である。3-4cmの紅紫色の花が3-4月に咲く。花の色と大きさは、ミツバツツジ類と似ているが、より丸みを帯びている。ミツバツツジ類の丸みをおびた菱形の3枚の葉と異なり、葉は細い。
長崎県対馬市の市の花。
脚注
参考文献
- 渡辺洋一、高橋修『ツツジ・シャクナゲ ハンドブック』文一総合出版、2018年、98頁。ISBN 978-4-8299-8138-2。
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
関連項目
- ツツジ
- カラムラサキツツジ




