ネイサン・ジョン・シャーホルツ(Nathan John Schierholtz、1984年2月15日 - )は、アメリカ合衆国・ネバダ州リノ出身の元プロ野球選手(外野手)。右投左打。

広島東洋カープ在籍時には「ネイト・シアーホルツ」という表記で登録されていた。

経歴

プロ入りとジャイアンツ時代

2003年のメジャーリーグ(MLB)ドラフト2巡目(全体63位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、6月25日に契約。当時は三塁手だったが、入団後に右翼手へ転向した。

2007年6月11日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビューを果たした。

2008年はシーズンの大半をマイナーで過ごした。シーズン中の8月に開催された北京オリンピックの野球アメリカ合衆国代表に選出された。同大会では銅メダルを獲得している。

2009年以降は主に「第4の外野手」としてメジャーに定着。

2010年には、自身初めてワールド・シリーズを経験した。

フィリーズ時代

2012年7月31日にハンター・ペンスとのトレードで、トミー・ジョゼフ、セス・ロジンと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した。移籍した原因は、ジャイアンツでの出場機会が減少した事を報道陣に言及した事だと言われている。オフにFAとなった。

カブス時代

2012年12月21日にシカゴ・カブスと年俸225万ドル+出来高50万ドルの1年契約を結んだ。

2014年は開幕から99試合に出場していたが、打率.192・6本塁打・33打点・4盗塁と結果を残せず、8月6日にDFAとなった。

ナショナルズ時代

2014年8月18日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、23日にメジャー昇格。オフにFAとなった。

広島時代

2015年2月6日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。シーズン開幕前の3月28日にFAとなった。4月3日に広島東洋カープと1年契約で合意した。登録名は「シアーホルツ」で、背番号は57。推定年俸は116万2000ドルで、外国人選手の契約初年度の年俸としてはチーム史上最高額とされた。

同年は4月19日の対中日ドラゴンズ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)にスタメンでNPB公式戦デビューを果たしたが、同月中の通算打率が.080にとどまるほどの不振に陥り、5月1日に出場選手登録を抹消された。5月15日の再登録後は、同月中に打率.377、4本塁打、11打点と復調。一時4番打者に起用されるなど、6月以降も好調が続いた。しかし、8月2日に熱中症で再び登録を抹消されると、腰痛の発症などでコンディションが整わずに一軍と二軍を往復。結局、8月・9月の2ヶ月間で、一軍公式戦での通算打率が.120と低迷した。シーズン通算では、一軍公式戦で打率.250、本塁打10、打点30を記録したものの、得点圏打率が.218と勝負どころでの弱さを露呈。10月には、球団から翌年の契約を結ばないことを通告された。

タイガース傘下時代

2015年12月24日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、2016年のスプリングトレーニングには招待選手として参加することになった。

2016年5月23日にFAとなる。

タイガース傘下退団後

2016年8月5日にMLBが薬物規定違反で80試合の出場停止処分を科したと発表した。ヒト成長ホルモン分泌促進剤で運動能力向上薬でもあるイブタモレンの陽性反応があったという。

プレースタイル・人物

早いカウントから積極的に振っていく打撃スタイルで、二塁打性のライナーが多い ラインドライブヒッター。選球眼が悪く、落ちる変化球や外角へ逃げる変化球に空振りするケースが非常に多い。2013年は規定打席に達した両リーグの外野手のうちヨエニス・セスペデスとイチローに次いで出塁率が低かった。メジャー定着当時は左投手に強かったが、2011年以降は対左投手の打撃成績が年々悪化し、対左投手相手でもスタメン起用された広島時代も打率.226、OPS.677を喫した。

アマチュア時代は三塁手だったが、プロ入り後に右翼手に転向。強肩を生かした 右翼守備では2014年までMLB通算のDRS+19、同UZR+21.4を記録している。

打席でバットを素手で握る数少ない現役選手の1人 だったが、2011年以降はバッティンググローブを使用している。

常にトレーニングに没頭する生真面目な性格。

詳細情報

年度別打撃成績

  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績

  • 2019年度シーズン終了時

記録

NPB
  • 初出場・初先発出場:2015年4月19日、対中日ドラゴンズ6回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、3番・右翼手で先発出場
  • 初打席:同上、1回裏にラウル・バルデスから二ゴロ
  • 初安打:同上、6回裏にラウル・バルデスから右前安打
  • 初打点:2015年5月15日、対横浜DeNAベイスターズ7回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、1回裏に山口俊から中前適時打
  • 初本塁打:2015年5月17日、対横浜DeNAベイスターズ9回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、4回裏に須田幸太から右越ソロ
  • 初盗塁:2015年6月9日、対埼玉西武ライオンズ1回戦(西武プリンスドーム)、7回表に二盗(投手:十亀剣、 捕手:炭谷銀仁朗)

背番号

  • 12 (2007年 - 2012年途中)
  • 22 (2012年途中 - 同年終了)
  • 19 (2013年 - 2014年途中)
  • 17 (2014年途中 - 同年終了)
  • 57 (2015年途中 - 同年終了)

代表歴

  • 2008年オリンピック野球アメリカ合衆国代表

脚注

関連項目

  • オリンピックの野球競技・メダリスト一覧
  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 S
  • 北米・欧州出身の日本プロ野球外国人選手一覧#アメリカ合衆国
  • 広島東洋カープの選手一覧

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Nate Schierholtz stats MiLB.com (英語)
  • 個人年度別成績 シアーホルツ - NPB.jp 日本野球機構

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